PERIODONTAL DISEASE歯周病
PROCESS / TREATMENTS進行のプロセスと治療法
歯肉溝は浅く、歯と歯ぐき(歯肉)はぴったりとついており、歯槽骨もしっかり歯を支えている
ブラッシングなどのお手入れがきっちりできていないと、歯の周りに歯垢(プラーク)がたまります。
歯周病菌が出す毒素により歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれるすき間ができると、そこに歯石がたまり、歯周ポケットはどんどん広がっていきます。
時間が経つと歯垢は石灰化し、歯石となって歯に付着します。歯垢や歯石がバイ菌の温床となり、歯ぐきは暗赤色で丸みをおび、はれてきます。
歯みがきや、固い物を食べた時に出血しやすくなります。
歯肉のみ炎症があるもので、歯根膜や歯槽骨まではまだ破壊されていません。
治療方法
- 歯石の除去
- PMTC
歯槽骨が歯根の長さの3分の1まで消失してしまったものです。歯周ポケットが広がり、歯を支える歯槽骨が溶け始めます。
歯ぐきのはれが大きくなり、歯石の上にさらに歯垢がたまり、歯周ポケットが深くなっていきます。
治療方法
- 歯石の除去
- PMTC
歯槽骨が溶け、歯根の長さの3分の1~2分の1まで消失したものです。炎症がさらに悪化すると、歯根部が露出し、冷たいものや熱いものが染みたりする事があります。
歯石が、広がった歯周ポケットの奥に次から次へと付着していき、歯ぐきがはれて膿がでてきます。
歯槽骨の破壊が大きく、歯根がほとんど支えられていないため、大きく動揺しています。
食事が困難になり、歯を抜かなくてはなりませんが、その後の治療法である入れ歯やインプラントも困難さがともなう場合が多いです。
治療方法
- 歯石の除去(麻酔が必要)
- 動いている歯の固定
- 抗生剤投与
- 洗浄
- 外科処置(場合による)
- 抜歯(場合による)